『分かれ道』レビュー②
ジュディス・バトラー著『別れ道ユダヤ性とシオニズム批判』(原題PartingWays-JewishinessandtheQritiqueofZionism) 今回は、第一章と第二章を読んでのレビューになります。 このパートでは、故国喪失(エグザイル)、離散(ディアスポラ)、被迫害の運命を担ってきた「ユダヤ」の民が… 「シオンの地」に国民国家を建設し、その際に、今度はパレスチナ人を故郷から追放し、離散させ、迫害して来たこと。 その正当性について論じています。 (ものすごくざっくりと言えば) まず「ユダヤ人」の中のシオニストの立場というものは、基本的に… (少なくともイスラエル国家建設に関わり、それに賛意を表明していた人々については) 「我々は歴史的に追放され、虐げられてきた。『本質的に』そういう運命にある民...『分かれ道』レビュー②
2024/03/28 07:30